権利証がないとき

遺産相続で、相続財産としての不動産を探すとき、登記済証(権利証)があれば登記済証でその物件の権利を持つことが証明されます。

しかし、未登記物件の場合は当然登記済証がありません。

また、遠方の別荘などを購入したため、当地で登記して登記済証を受け取り、そのままその別荘に置いてあるというケースもあります。

そういう場合に不動産の所在をつかむためには、まず亡くなった人の住んでいる(あるいはその人が別荘などを買ったと聞いたことがある)市区町村役場(資産税課)へ行き、「固定資産課税台帳」をあたることになります。

その台帳に基づいて特定の不動産所有者(つまり納税義務者)の持つ不動産を全部まとめて記してある「名寄帳」があるので、これを閲覧申請して調べると、その市区町村の中にあるその人所有の不動産が全部分かります(未登記でも、税金を回収するために調べて載せています)。

ただし、この「名寄帳」では、その市区町村以外の場所にある物件の所在までは分かりません。

「名寄帳」を閲覧申請には、あらかじめ用意しておかなくてはいけないものがあります。

申請者の戸籍謄本、申請者の本人確認のための運転免許証や健康保険証など、行政書士などが代行する場合は委任状と本人確認用の免許証など。

次に探すのはこれ委資産税の課税通知(そこに添付されている課税明細書)になります。

課税明細書には、発行元の市区町村にある不動産の所在地がすべて書いてあるので、送られてきた明細書を全部合わせると、その人所有の不動産がすべてわかるのです。

固定資産税の課税通知は年に1度(6月頃)送られてくることになっています。

前年の通知が見つからなくても、次の年にはまた通知がやってくるのです。